Room2916795

観劇は麻薬。好きなことだけ気の向くままに。

フランケンシュタイン(1/18)



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初演時は「中川さんと小西さんが見たい…そうだ!フランケンシュタインに行こう!」と、評判みずに水曜あたりにチケットを取り、土曜(か日曜)に東京まで観に行くというとんでもないことをやらかしましたフランケンシュタイン
(そんなフランケンシュタインの初演の感想はこちら↓)

 

mpraboksm.hatenadiary.jp

 

 

今回は「後悔しないように観よう」と行ける範囲内で確保しまくった結果、東京公演半分くらいを終えた1/18がフランケンシュタインはじめとなりました。
初演も見終えたあとキレてましたが、今回もキレてます←

ちょっと辛口めに書いてますので、大絶賛期待の方はごめんなさいしておきます。

↓↓↓↓↓↓

 

 

  • 中川さんビクター/ジャック

とりあえず言いたいんですけど、なんで中川ビクター初演と歌い方変えたの!?!?歌で殴ってくるのが中川ビクターでしょ!?!?!

こっちはボディーブローの連打を食らう気満々で行ってたので、不意打ちビンタ食らった気分です。


歌の中川、芝居の柿澤みたいな感覚でいたので、「お芝居ちょっと初演より頑張ったので、歌は控えめにしてみました!(でも歌えなさそうではない)」は解釈違いです!!!ってなりました……。
『偉大な生命創造〜』をコンサートとかで聞いた時のクオリティが回を増すごとにあがってたので、どうしてこうなった感がすごい。機械の電源入れる動作も前回は「生き返らせるぞ!」って力一杯してたのに、今回は軽々電源入れてて、「この電源を入れたら生き返る(確信)」で躊躇いも何もない。

あとラストの歌に入る前に「アンリィィィィァーーーーーーーーー!!!!」みたいな謎のあっきーさん独特の音も消えてしまって物足りなさ半端ないです。でも力強さだけは残ってるから、あのビクターは、生き残るやつ………(たちが悪い)

 

今回もツケドンとした天才肌の科学者だけど、「ママ(の代わり)を探して三千里」的な感じにみえました。
母親という亡霊(そのままの意味)に取り憑かれて、でも皆から守られて……それを全て奪われて……奪われても大事な物(アンリとエレン)は取り返そうとする……。小西怪物に機械壊されたけど、中川ビクターはエレンの遺体を冷凍保存か何か処置してから北極行ってそう感ある。あのビクターには正論が通じない。
正論が通じないから、ジュリアと結婚しててもジュリアの言葉を聞かない(届かない)し、結婚した意味ある?みたいな。上辺だけでとりあえず結婚した前回の柿澤ビクターっぽい。結婚しても全然幸せそうじゃない。上の空過ぎてて、あのビクターはアンリ(ママ)の亡霊に取り憑かれすぎてる。
お芝居変わるとあんなにも更に頭のおかしな天才になってしまうのか……。。

ジャックも、前回はおちゃらけた痛いのは苦手な感じ(エヴァが痛めつけるシーンで「痛そー」みたいな表情や仕草をしてた)が強かったのに、今回はふわっふわしてて、掴めないんだけども冷静な判断ができる頭のネジがどこか足りない人って感じだなぁと。
とりあえず前回もフランケン観た数日後に沼に落ちたので、今回も今後に期待。
とりあえず歌で神をも殴る中川ビクターに私は会いたい……。

 

  • 小西さんアンリ/怪物

小西さんは、アンリママだった。(真顔)
最初は利害の一致からだったけど、ビクターの事は理解出来ない部分もありつつも友情が育まれて『守りたいこの存在』になったんだろうな感が強くてしんどい。
小西アンリは、絶対ビクターが自分の首を使った人体実験するのわかってたし、自分の首を使えば実験が成功するってなんとなく感じてた気がする。
でも、ビクターの実験を止めたいと思ってたアンリもいてる気がしてて、これは仮説なんだけど、
天才中川ビクターの実験を止めたいが、止まる気がしないし、友人としては協力したい

実験成功しないことに安堵をしてたら、事件が起きる

じゃあ自分を使ってもらおう(なんとなく成功する気がしてた)

怪物として蘇って地獄を見る(記憶も取り戻す)

復讐

人のいない北極ならビクターに殺してもらえる

①実験をやめさせることができる(まともになってくれという粗治療)
②これで死ぬ時は一緒だねというスリルミー思考(自分は先に死ぬけど、助けのこない地ではビクターは凍死で一緒に死ねる)
かなぁと。
たぶん①の方が中川ビクター向きな気がする。
②は柿澤ビクターがいい(願望)

復讐に関しては、「自分には両親も兄弟もいてない」って言葉から、エレンやルンゲ、ジュリア(とジュリアパパ)、そしてアンリ自身からも守られてた(愛されてた)ビクターが羨ましかったのもあっただろうし、怪物として蘇って地獄をみて、それでも守られてのうのうと生きてるビクターに対しての羨ましさが爆発して、恨みに変わったようにもみえた。
でも荒療治に悔いてる小西怪物も垣間見た(気がする)から、小西さんアンリ/怪物のビクターへの愛が重すぎる。

お互い信頼しあってるからこその友情だけはあったと思う。歪な形ではあったけれど。

 

  • リトルビクター

レミゼオタクで、一部地方通いまくってたんで言わせてください。
リトルビクターズ、どっちも2019年レミゼ子役ちゃんなんですけど、佑玖くんリトルビクターが可愛するし、歌も芝居もめちゃくちゃうまい……。
子供だから蘇生の何が悪いのかわかってないキラキラした顔で、人体組成の歌歌われると眩し過ぎて止められないし、あんなん可愛さ持ち合わせてたら救いようがなさすぎてめちゃくちゃ泣いた。多分今回ここのシーン絶対泣き続ける気がする。
佑玖くんでこれなら、レミゼでめっちゃ推してた(上によく見た)臣くんリトルビクターが怖いよおおおお…!!!(近々見ます)

 

新キャストの露崎さんのことも少しだけ。
個人的にやっぱり濱めぐさん観たかった勢ですけど、霧崎さんの方がエレンの貴族感とエヴァの庶民感の演じ分けうまい気がしたんですよね。
めぐさんエレンはビクター干渉しがちなエレン感ありましたけど、霧崎さんエレンは一歩引きつつビクターを見守るエレンだなと。だから前回同様「冬服〜」の下りは泣きました。あれはだめ。
エヴァはめぐさんほど気は狂ってないけど、やっぱりヤバさをもってはいる。だから、あんまり違和感なかったなーと。

 

 


とりあえず2020年ver.の初見の感想はこれくらいですかね。。

あと何度か東京観に行きますが、地方だとどう変わるか楽しみな反面、怖いですね……。。

 

DVDに残らない地獄を、しばらく堪能します。

 

 

なんやかんや書いたんですけど、永遠にループし合うんだなぁと、3年振りにあきこにペアが見れて号泣したのはココだけの話です。