Room2916795

観劇は麻薬。好きなことだけ気の向くままに。

戰御史~Ikusaonsi~(劇団壱劇屋) 11/24

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五彩の神楽シリーズ、大本命の11月がやってきました。

これから書く感想は、なけなしの語彙力をほぼ失った状態且つ、台本読む前と、読んだ後の加筆をしてます。

 

だから作品は見たけど、台本は読んでないよ!って人はある程度したらバックする方がいいかもですね。まあ毎月大したこと書いてないですけど!!

 

あらすじ

 

これは❝戰❞の物語

 

ある夜男は嵐に襲われる

駆け込んだ屋敷で男は男に出会う

 

床には不規則に並べられた数多の刀

微笑みながら男は男を見つめる

 

男はその光景に見覚えがあった

男は語り始める

男の物語を

 

これは❝戦場❞の物語

この記憶の主は、果たして

 

             公式HPより

 

 

正直に書くと、今月はストーリーが今作含めた過去6作の中で一番わかりにくかったです。あらすじには忠実なんだけど、なるほど、わからん状態。

殺陣は滅茶苦茶すごいけども……赤星さんが亡霊だとか、赤星さんと大熊さんが2重人格だとかいろいろ考えたけども、どれもしっくりきてない。だから終演後台本速攻買いました。

 

色々考えながら観てたけども、関西小劇場も色々と観てきてる勢としては、今月の客演人+大熊さん参戦が、関西小劇場版スマブラかよって思うくらいにはめっちゃ豪華なメンバー。

2年ぶりの殺陣芝居の赤星さんとか、今売れっ子でしょっちゅうあちこちでみるキンヘビの伊藤さんとか、突劇金魚の作品書いてらっしゃるサリngさんとか、ロブの満腹満さんとか…それぞれ見せ場あってかっけーーー!!!って出てくるたびに思ってました。

(個人的にサリngさんと満腹満さんの武器と戦い方めちゃくちゃ好きです)

 

あと今月のアクションモブ組は全然モブじゃない。全員に見せ場があるからやっぱり目が足りない。

それと、「こいつ…動くぞ…!?」とか某名言を思い出してしまうくらいに舞台もめちゃくちゃ動く。動きすぎてそうくるか!ってなった。5ヶ月間ほぼセット同じなのに、あんな使い方あったなんて…。動かしながら飛び乗ってるのとか、めっちゃ好きだ…。

 

赤星さんに関してはもう笑顔でされる殺陣が好きすぎて無理としか言いようがないんですけども、大熊さんのヌメヌメよく動くマイムとか、メイン2人の異質な異常感が飛び抜けてて面白さよりも怖さの方が勝ってた。

でもそれが和らいだのは、河原さんの野生感改めV系感溢れたあのキャラが出てきたあたり。あそこで笑ってしまったおかげで、そのあと気楽に観れるようになった気がする。岡村さんと河原さんの側転とか、殺陣系以外のアクロバティックな動きも好きです。

全然余裕なくてアクションモブメンバーがメインシーン以外はほとんどみれてないけど、特徴的な動きがあると比較的そっちに視線が行きやすい気がする。

 

あと赤星さんの手で顔をべちゃーって撫でて笑う仕草めちゃめちゃ好きです。

大熊さんver.とかも怖かっこいいけど、赤星さんにされるとなんか怖くて鳥肌が止まらない。

あとこれは坂口さんの時にも思ったけど、体力バケモンかよ。同じ人間に思えないあの生命力というか、年齢を感じさせない殺陣のスピードとかぴょんぴょん跳ねてるお姿とか、その体力どっから湧き出てくるの……??まだまだ改善できると聞いて、ブランクとは…???ってなってるから、ホント凄い……お怪我なく千秋楽まで駆け抜けてください…。

 

 

とりあえずPP時代の赤星さんの殺陣を生で観れてなかった世代としては、こうして再び舞台上で見れるの滅茶苦茶うれしいし、呼んでくださった壱劇屋さんに感謝しかない。本当にありがとうございます。。

映像も好きだけど、役者としてのお姿がホント好きすぎて………末満さん同様、あと何回観れるかな…って状態の人を、こうして再び舞台上で活躍(殺陣してる姿)が観れて楽しいから、もっと関西小劇場の一線をはけようとしてる人を呼んでほしいのでよろしくお願いします(アンケートに書けよ)

 

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っていうのまでを、台本読む前に書いてました。

 

台本読んだ感想としては、「なるほど、やっぱりわからん。」ですね。

予想してた赤星さん(ろうそく男)は、大熊さん(表助)の二重人格で、彼が意識を失ったら無意識に闘いだすと。

キンヘビの伊藤さんが裏助で、ろうそく男の存在は知っている。

竹村さんが顔無、満腹満さんが大男、サリngさんが女頭領、河原さんが狂人…と。

(野生感とかV系とか言ってごめんなさい…!!!)

 

ストーリー的には複数回観て自己納得させるしかないのかなぁーと。

とりあえず殺陣の見応え満載なので、何度行っても観たりないだろうし、DVDは全景版とアップ版が欲しい。

サリngさんのかっこよさとか、満腹満さんの殺陣とか、伊藤さんの焦る姿とか、赤星さんの余裕み溢れる笑顔の殺陣とかもう………無理です……。劇場通います…笑

 

来月で五彩の神楽シリーズ最後とかいまだに信じられないですが、期待して過去作で復習しながら待ってます。。

スカーレット・ピンパーネル 11/14

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再演という名の、スカピン団総入れ替えしたスカピン観てきました!

どうしても!画像右下のチケットホルダーが欲しかったもので…!!今回もビジュアルは超好きです。

 

さて、ここから先は前作のスカピンに思い入れが強すぎて、上原さん(ロベスピエール/ウェールズ公)といずみんさん(デュハースト)と、5万人観劇記念のチケットホルダーがなかったら、いくつもりのなかった人がハードルをめちゃくちゃ下げて観に行った感想になります。

こうやって書かないと胃のムカムカから解消されない気がして…笑

とりあえず昨年度の石丸さん主演の初演スカピン推しが書いてるのを前提に頭へ入れておいてください。(大事なことなので以下略)

 

あと色々書いてますが、初見として観るならば、やっぱり分かりやすくて面白いです。。(最重要)

 

 

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TCアルプ「土砂降りボードビル」 10/28

今年の夏、はじめて長野県松本市に行きました。演劇(という名のサーカス)を観に。

mpraboksm.hatenadiary.jp

 

 その時のブログがコレ↑なんですけど、そこに何気なく

 

今回の空中キャバレーで「TCアルプの皆さんいいな…」って思ってしまったので、もうちょっと貢献したい気持ちはある。(軽率に手を伸ばしてしまうタイプの人間なのでそのうち本公演とかがあれば、余裕はないのにまた松本に行ってる可能性はある)

空中キャバレー2017 7/22 - Room2916795

 って書いてフラグ立ててました。そして見事に回収してきました('∀';)

 

TCアルプさんの「土砂降りボードビル」を見るため、再び松本へ!!!笑

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そんなひょいひょい行ける(でも日帰りは不可能ではない)距離ではないとわかってましたが、タイトルとフライヤー&サイトデザインがドストライクやったので、これはいくっきゃねぇな!ってことで乗り込んできました!!本にしろ演劇にしろ、タイトルとフライヤーデザイン(表紙)がいいものにハズレはない!!!

(あとチケットが窓口しかなくてぼやいてたら郵送のご用意してくださった上に、TCアルプのスタンプ風マークの入った封筒にも釣られました。その節はありがとうございました)

 

「今回こうして再びいくからには、夏に堪能できなかった温泉諸々も行ってやる!」と前日の夜に関西で観劇後すぐ、夜行バス飛び乗って、朝から松本で色々堪能してました。

そのうちに雨が降ってきたんですが、今回の作品的には降ってほしかったようで、ほしくなかったような…なんとなく複雑な気分になりながらも会場へ。

会場内は…空いたお店を改装して使ってるような場所で、入り口を布で覆ってたんですが、その雰囲気がまた不思議な空間へと案内されてる感じで、内心すごくワクワクしてました。

たぶん大阪の花園にあったカフェのジャントゥクトゥっぽい会場っていえばあそこ行ったことある人ならわかってくれそうな感じかと。

すごく特殊な空間(演劇向きではない)であることは確かで、やっぱりこういう劇場以外を使った場所とか、予算内?で予想外なセットにしてくる小劇場好きだなーって思い直すくらいには開演前からそわそわしてました。

 

今更ながらあらすじっぽいもの。

雨が降ると、人は少し滑稽になる
土砂降りのなか、次々おきる可笑しくて少しメランコリックな物語。お話は雨から生まれ、誰かが誰かに雨のように語る。まつもと市民芸術館を拠点に活動するTCアルプが、この夏出会った刺激的な共犯者達と仕掛ける松本産演劇
TCアルプ結成10周年にして初のオリジナル長編作はどしゃぶり雨の軽演劇(ボードビル)。

 

(公式HP &FBより)

 

 

 内容的には長編というよりも、オムニバス?っぽい感じ。フラッシュフィクションではないけど、そういうのが好きな人はめっちゃ好きそう。というか、現に私がそれ。

場繋ぎ(舞台セット転換)も面白おかしい芝居をしながらやり終えてしまうので、短編と短編の間に超短編が入ってるみたいな感覚。息つく暇はあまりないです。10本越えて数えるのやめたけど、ド頭含めたらたぶん全部で13~14本…くらい…だったような。

 

エチュードより作られた(らしい)「雨」をお題にして書かれた作品からあまり関係のなさそうな作品まで、「ありそう」で「ありえない」日常の一瞬が集まってて、それがとても滑稽でかなり面白いんですよ!!

ネタバレしたら面白味はなくなるので、あまり内容については書きたくはないですが、個人的にTCアルプメンバーでしてた縄抜けショーがめちゃくちゃ好きです。

隠し布持ってた二人のハラハラする表情とか、おろした時の現状とか、腹がよじれるくらい笑いました。あれ今回の中で1〜2位を争うくらい好きです。

 

決して損はしない、観終えて「あー面白かったー!」ってなる何度見ても楽しめるお芝居だと自信を持っていえます!というか、もう1度見たいのに、関西からだと距離が憎い…!

松本でしかできないお芝居改め、あのメンバーとあの空間だからこそできるお芝居なので、「最近笑ってないなー。」とか「面白いお芝居みれてないなー」とか、「大きい劇場はよく行くけど、小劇場って行きにくいし…」って思ってる人に是非みて欲しい。

中盤にハラハラしたり、終盤にホロリときそうな作品があるけど、それでも絶対見て損はないです!!!(2度目)

 そう言い切れるお芝居ってなかなかないけど、お世辞でもなんでもなく本心からのもので、「日帰り旅行で行って!観て!」って気持ちです。

 

ツイッターを見ていると何やら新シーンも追加されたとのことなので、行ける人が羨ましい限り…!

というか、私が書くのが遅くて11/4〜5しかもうないんですけども、当日券はあるっぽいので、ぜひチャレンジしてみてください!!!

(当日券チャレンジ失敗しても松本は色々堪能したくなるとこ満載なので是非。)

 

全然感想らしいこと書けてないんですが、 めちゃくちゃ面白くて、超ハッピーな気分で帰れるお芝居です。

 

最後にネタバレのラインギリギリの各お話についてメモ程度に残しておきます。

公演が終わったら詳しく書くかもしれませんが、そこは神のみぞ知るってことで。(つまり書くかは謎)

 

*冒頭OP 

*銀行員と過去の父親の話

*酷い酷くない話(蛙の結婚式)

*崖から飛び降りようとする未亡人の話

*動けなくなる足

*元猫とカモメの話

*飛ばされる人の話

*車で轢く人の話

*縄脱けショー

*待たされた彼氏と待たせた彼女

*女子の悩みの合唱

*作家と雨傘の話(ギャングたち)

 

 

 

関西でしか見れない芝居や、関東でしか見れない芝居はあるけど、松本でしか見れないTCアルプのお芝居はあの場あの空間でしか見れないので、行ける範囲で今後も行こうと思います。
あんな楽しい人達のお芝居を見逃してたなんて悲しいし、なにより近場の松本で観れる環境の人が羨ましい……!!(夏も言った気がする)

心踏音〜Shintouon〜(劇団壱劇屋) 10/27ソワレ

劇団壱劇屋さんの五ヶ月連続ノンバーバル殺陣芝居シリーズ:「五彩の神楽」の第3弾である『心踏音』観劇してきましたー。

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もう5ヶ月シリーズの半分!?って気持ちなんですけども、毎月毎月短期間でまた竹村さん達すごい作品作りよったな…って気持ちで見ております。

期待を裏切らないあのクオリティ最高です。

 

そんなわけで今月のあらすじ。

 これは”男“の物語

 

生まれたときから

男の世界には光はなかった

 

耳は目になり

少し世界が明るくなった

 

生まれたときから

女の世界には音はなかった

 

足音は声になり

少し世界が輝いていった

 

二人は出会う

世界は眩しく色付いていく

 

闇は音もなく近づいてくる

 

これは”男女“の物語

光を奪われた男は復讐の修羅となる

 

今月は先月と真逆(どちらかといえば憫笑姫寄り?)の内容で、めっちゃ泣きました。

ノンバーバル殺陣シリーズのなかでめちゃくちゃ泣いた「独鬼」とどっちの方が泣くかなーってくらい。

好みの甲乙はつけがたくてどっちも好きなんですけども…笑

 

 

冒頭の吉田さんと坂口さんの滑らか且つ素早い殺陣をみた瞬間、一気に空気が変わったというか……流石全盛期からずっと活動されてたお二人だ…!って思うくらい安定感と安心が凄かった。

 

吉田さんは今回の主役である「目」が見えない盲目の剣士。見えてないハズやのに、たまたま見てしまった目でも凄く語られてた。というか、吉田さんのあれだけの目力あんまりみたことないかも。(普段は飄々としてらっしゃるイメージ)

普段は竹村さんの笑人がいてないとダメダメな感じやのに、終盤の恨みの執念からの殺陣がぐっとくる。

 

どうでもいいけど、猩獣で吉田さんは片目失ってたのに、今回は両目とも見えてないって竹村さんは吉田さんになにか恨みでもあるんですかって書きながら気づいて笑ってしまった。それを障害ともせず毎回軽々乗り越えてる吉田さんも凄いけど。 

 

今回守りたかったのに守れなかった、彼女のために、あれだけ執念を燃やして生きて闘い倒した相手が彼女の父親や友人ってさあ〜!!!!。゚(゚´ω`゚)゚。

1周目の時点は「え?なんで?」という疑問を抱えながらも、見事に視覚の役者という情報に騙され、2周目からの種明かしでは納得しながらの大号泣。

目が見えない彼を生かすためにした2人の行為が褒められるのかどうかはわからないし、話せない彼女の悲痛の叫びがより届かないものになってしまっていてつらかったけど、盲目の友人こと笑人はやっぱり友人なんだなぁって。

 

あとまあ今月も前情報そんなに入れずに観たんですけど、話せない彼女(フミ)がまさかタップダンスやるとは思わなくてビックリした。

そこでそんな取り入れ方するか!?っていう発想の勝利が凄いし、それで会話成立してたことにまた泣けた。

 

坂口さんの岳人はお父さんってことまでは知ってた。(今更ながら知ってた情報をあげると、盲目、竹村さんが盲目の友人、岳人がお父さん、丸山さんの腰巾着が西分さんくらい)

恋する娘を見守りつつ、時には邪魔もするお父さんはちょっとくすぐったい感じだったけど、ニヤニヤが止まらなかった。

坂口さんの殺陣はチェスぶり…のはずだけど、衰えとか全くなくて、ほんと吉田さん共々安心して観れたおかげでまんまと引っかかった。

 

竹村さんは相変わらずずるいお方だ…。いいとこ取りすぎるし、今回は前回に引き続いてへらーってしてはるのに、坂口さんから鈴を受け取るときの苦しそうな表情がつらい。笑人の名前通り1から10まで全てが優しさでできてる。バファリンですか。

 

丸山さんや岡村さんが今回の敵キャラではあったけど、前2ヶ月よりは印象薄い…気もする。まあ仕方ないといえば仕方ないんだけど。

あと個人的に今回報われねーなーと思ってたので、暗転後の2人の再会がちょっと蛇足に思えてしまったし、盲目の彼ははじめて話せない彼女を見るわけだし、どうせ再会させるなら軽いタップ踏んでもよかったんじゃないかなぁと。

 

とりあえず毎月目が足りてない感じなんですけど、今月は特に足りてないーー!!見所がありすぎる…!!!

メインメンバーに目を奪われてしまうからか、アンサンブルメンバーが全然目で追えてないし、「あ、この人こんなとこにいてたのか!」ってはける直前に気づくってのが多々あった。 

もう一度はいくので、次はそっちもみれるように頑張りたい。

 

 

あと蛇足ではあるけど、カテコの丸山さんのTV通販のような挨拶(?)には笑ったし、それ突っ込んでくださった坂口さんは流石。謎の通販番組風カテコのインフォメーションも面白いからそれを極めてほしさはある笑

 

とりあえず本命の今月でこのクオリティで大満足だし、来月が大本命の自分としては滅茶苦茶楽しみにしております。

 

JOURNEY-浪花忍法帖-を宣伝するだけのブログ

どうもこんばんは。

 

観劇にわかのお届けするオススメ舞台を宣伝しようのコーナーのお時間です。

 

今回の作品これ!!

劇団Patchの第11回公演

(またの名をPatch stage Vol.11)

 

JOURNEY-浪花忍法帖です。

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(※どこかからぱちってきたのではなく、大阪公演OP撮影回のSNSOKのやつです)

 

関東小劇場や、関東メインの2.5次元のお芝居*1や、朝ドラ*2などをみたことある人なら、

劇団Patchって名前はみたことあるけど…?」

って人や、

「近藤くんとか納谷くんとか松井さんのいてるとこだよね?」

って人や、

「『ごちそうさん』でふ久ちゃんと結婚した諸岡くんや、『あさが来た』の加野屋で働いてたやたら濃い眉毛で印象のあった弥七とか、『べっぴんさん』で裁縫道具を返しに来た中山照之…と言えばわかる」

って人に言いましょう。

 

そのイケメン達…全員同じ劇団員であり、

10/20~22に 初 東 京 公 演 やります

ただ、残念なことに朝ドラ組3人と近藤くんは今回の舞台にはでていません。

(弥七の声は聞けます)

あとこれ以上の情報は面倒…よく知らないところがあるので、詳しく書いてる人のブログとか読んでください。ここでは長くなるので割愛します。

 

 

大雑把で雑な今回の公演のあらすじを説明すると…

浪花国の(自称)最強忍者:恵比三(エビゾウ)という忍が、なぜか敵国(安須真:アズマ)の大将(アスマ)へ会いに行こうとする僧侶:布丁(フテイ)を守護しながら、弟子(禄郎:ロクロウ)や旅の途中で出会った仲間(弁才:ベンサイ達磨:ダルマ)を引き連れて、敵国の城に乗り込み、そこで敵国最強忍者:毘沙丸(ビシャマル)と対決する、というお話です。

あと恵比三らの前に立ちはだかるアズマの忍として、寿(コトブキ)大角(ダイカク)がいます。

(色分けしたのは各キャラクターの服の色です。布丁だけは黄色と白なので黒ですが)

 

 

前売りはほぼ完売してるので、こう改めて宣伝ブログなんていらないんじゃ…?って思うのですが、

当日券出ます!!とのことなので、

片方のVer.だけ観ようかなってしてる人や、

予定空いてるし、関西の劇団ちょっと観てみてもいいかな…って人にどうせなら言いたい。

 

霧 と 虹 の 両 公 演 を 観 て く れ。

 

 当日券で両方のVer違うのを見るのは難易度高いし、

お財布的にも当日券4,700円(近々ある当日引換前売券を買えば4,200円!)×2は

ちょっとお高いところはありますが

同じストーリーでも一部がWキャストなので全然違うんです!!!

Wキャストといっても、どちらかだけが出演してもう1人は出ない、というWキャストではないです。

リバースキャストシステム*3を使用したWキャストなんです!!

 

つまり例としてあげると、

霧公演でA役をしていた役者と、B役をしてた役者がいます。

虹公演ではB役をしていた役者がA役をし、A役をしていた役者がB役をするという役者に負担が増えてバカじゃねーの!?とか思ってしまうシステムです。

(でも役者さんによって解釈やセリフの言い方が違うっていうWキャストあるあるの楽しみは楽しめます)

 

今回入れ替わるのは

・主人公の恵比三と、彼の命をとある理由で狙う仲間弁才

・恵比三が守護する僧侶:布丁と、敵国最強忍者:毘沙丸

 の2組が入れ替わります。

 

霧Ver.では、

恵比三をこれまでのPatchを背負ってきたと言っても過言ではない1期生:松井勇歩(突然の敬称略)が演じ、弁才を4期生の今事務所にゴr…売れっ子:納谷健が演じてます。

布丁は劇団の公演に唯一全公演参加している1期生:三好大貴が演じ、毘沙丸を今回の芝居の殺陣をつけた劇団の小道具番長の1期生:星璃が演じます。

虹Ver.では、

恵比三納谷健が演じ、弁才松井勇歩が、布丁星璃が演じ、毘沙丸三好大貴が演じます。

(※あとの4名(禄郎:尾形大悟達磨:田中亨寿:藤戸佑飛大角:吉本考志)は霧と虹と同じ役をします)

 

ぶっちゃけ、役名とか役者とか知らなくても大丈夫です。

とりあえず赤い衣装を着た忍者が、僧侶を守りながら、青い衣装を着た金髪(又は銀髪)のいてる城に乗り込む旅物語ってだけを覚えておいてもらったら大丈夫です。あとは大体何とかなります。

 

 

ついでにいうと今回の公演、殺陣が多いので、私のような殺陣芝居スキーな人は見て損はないと思いますよ!!

 

 

劇団として結成6年目に突入し、各々で活動することも少なくなくなってきましたし、今回は今までの体制とはガラッと変わってからの一発目なので、ぱっちを知ってる人らからすれば多少物足りない分もありますが、頑張って足掻いて乗り越えようとしている彼らの初の東京公演を是非!!見てあげてください!!!

事務所が大手有名事務所(ワタナベエンターテインメント)ですが、彼らは結構自分たちで何でもかんでもやってます!!だから同年代としてもいいたい。頑張ってる彼らを観てくれ!!!!!!!

そして関東勢は遠征してでもぱっちや関西のお芝居観に来たいってなってください!!

関西も東京のお芝居に負けてないから!!!!

 

メンバーに対しては一発かましてこいよ!!って気持ちで関西から公演成功を祈っております。

(私は関西で観劇予定があるので行かないです←)

 

ついでなのでネタバレのないダイジェストとチケット情報(追加)を載せておきます。 

これが当日券ラストチャンスです!(たぶん)



 

 最後にもう一度ちゃんとした宣伝をば。

公演は今週末の10/20~22、新宿シアターモリエールです。

20日は14時公演(虹)、19時公演(霧)

21日は13時公演(霧)、18時公演(虹)

22日は12時公演(虹)、17時公演(霧)

というスケジュールです。前日より1時間ずつ早いのでご注意ください。

チケットは当日引換券だと4,200円、当日券だと4,700円になります。

 

何卒よろしくお願いしまーーーーす!!!!

 

 

*1:刀ステ、ハイステ、Kステ、黒ステ、hstちゃん、笛ステとかですかね?

*2:ごちそうさん」「あさが来た」「べっぴんさん」

*3:名前あるのかわからないので今私が勝手につけました

私とぱっち

「JOURNEY-浪花忍法帖-」大阪公演お疲れさまでしたー。

気づけば16公演中10公演も観に行っておりまして…こんなこと5年前の昔の私じゃ考えられなかったよなぁ…と思ったときに、ふとPatch5周年の日に知ったきっかけってなんやったかなぁと書きかけてた文章があったのを思い出し、勿体ない症の私としては書ききってしまおうと重い腰を上げてみました。

 

ただ、めちゃくちゃ初期は純粋に応援できてないですし、私自身コイツなんやねんって感じなので、もしかしたらイラッとするかもしれません。あと昔から存在はしってるのに、未だに知らないことの多いにわかです。

不快な気分になる可能性があることをご了承頂いた上でお読みいただくと幸いです。

 

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賊義賊〜Zokugizoku〜(劇団壱劇屋) 9/22ソワレ

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劇団壱劇屋さんの五ヶ月連続ノンバーバル殺陣芝居シリーズ:「五彩の神楽」の第2弾である『賊義賊』観劇してきました!!

 

前回の開演前PVからすごく楽しみで、尚且つ「ヒップーでホップーな作品にしたい」と前回のカテコで聞いてたので、あえて壱劇屋さんの稽古風景などが載ったSNS系を何も見ずに行ったんですけども……なんですかこれ!!笑

「え、これ本当に竹村さんが作ったの?」と思うような、今までのノンバーバルシリーズとは全く違う、ワクワクするし、めちゃくちゃ楽しいし、曲に合わせて揺れてる主演の中村さん観ながら、自分の体を揺らしたくなる衝動を堪えながら観ないといけなかったくらい楽しいんですよ!!!(大事なことなので以下略)

でもちょっぴり泣かせにくるのはいつもの竹村さんの作品らしいなぁと。(今回はあんな楽しい作品に不意打ちでこられた感じが凄いので、涙脆い人はタオル持っていくことをお勧めします。)

 

今更ながらあらすじを書いとくと、

これは❝賊❞の物語

 

その賊は人を殺めず

その賊は悪から奪い

その賊は民衆に与える

 

かの賊は人を殺め

かの賊は悪を滅ぼし

かの賊は闇に暗躍する

 

その賊はかの賊を付け狙い

かの賊はその賊を討ち狙う

 

これは❝義賊❞の物語

最強の女賊

民衆の前に推参

 って書いて気づいたんですけど、あらすじよんで私が思ってた内容とはちょっと違った気がするぞ…?

 

 

主演の中村さんはめちゃくちゃ笑顔が素敵で、作品にぴったり合いすぎて惚れる。いや、惚れた。可愛い。

疲れた姿をカテコでも全く見せないし、めちゃくちゃ動いてるのに、まだ体力余ってます?って思えるくらい余裕な表情でかっこいい…。

あと動きも凄く軽やか(アクロバティック)だし、仕掛けのある刀(?)を難なく使いこなしてらして、観てるこちらをワクワクさせてくれてる主犯かな。コロコロ変わる表情も見ごたえがあって好きです。

 

準主役…というよりも敵の大将としてのKATSUさんの存在感が凄い。異質で、なんか凄いのきた…ってすぐ分かる。(現に当日パンフを見損ねてお名前しか存じ上げてなかったのに一発でわかった)

めちゃくちゃ挑発してくるし、狂気的っぽくて怖い。悪役が似合いすぎてる。怖すぎて猩獣の赤星さん思い出した。(あの怖さとはちょっと違う狂気だから、いつか同じ舞台上で闘ってるのを見てみたいかもしれない。)

前回の憫笑姫も王様がめちゃくちゃ挑発してたけど、同じ挑発でも人と作品が違うとこう違うのか!ってちょっと面白かった。

 あと今回の作品、刀が前回までと全然違うものばっかりで、KATSUさんが所持してた刀とか予想外に面白くてもっとみてたかった…というか、5か月分の衣装と刀の展示してほしい位じっくり見たいと思ってしまった。(解体や加工されてるので現実的に不可能なのはわかってるけど、衣装も小道具も一か月足らずであのクオリティになるのが凄い…)

 

真の準主役こと中村さんの対の黒い(義)賊である永沼さんの結末がちょっと予想外だった。自業自得なのはわかるけども…!こんな作品だからこそ…と思ってたら、そのあとの竹村さんでめっちゃ泣くことになった。あれはずるいなぁ…。。

出てきた最初は「中ボス的存在かな…?!」と思ってすみませんでした。全然違った。

あと今回みたいな楽しい作品にならないのはわかってるけど、こっち側視点の作品も観てみたい…かもしれない……。(暗い作品にはなりそうだけど、結構殺陣ありそう)

 

岡引のまとめ役的存在の新谷さんはお笑い枠かな!?ってくらい出てくるたびに愉快で、面白くて、でも優しいくていい人…!って思いながら見てました。

あれだよね、ルパン三世の銭形警部っていえばよくイメージしやすいと思う。(そうなると中村さんは不二子ちゃん?)

でかい十手とか、十手複数刀流とか…発想が面白いし、最初のに関しては突っ込みどころがありすぎる。壱劇屋さんなんてもの作ってんだ…笑

 

今回出番が少なくて斬り足りないとぼやいてらした竹村さんは、斬り足りてない分一番おいしいところはもっていってて流石というか、ずるいなぁ……。

頭領vs賊義賊のところのサポートシーンとか、お迎えのシーンだったりとか、罪をきせられたシーンとか……後半の出演シーンは大体竹村さんによって泣かされてた気がする。

 

あと個人的に似合いすぎてた湯浅さんの役とかも結構好きだったし、西分さんの悪役っぷりにちょっとぞっとした。

井立さんの瓦版屋も、岡村さんのいい旦那さんも、藤島さんの裏切りも、他の人も全部ひっくるめてよかったし、各月メインの壱劇屋さんメンバーが違うので、これはこれで覚えやすくていいかもしれない(まだ全員覚えきれてないのすみません)

 

とりあえずグダグダ書いたんですけども、今回の「賊義賊」は、オブラートに包まず書くと、正直5か月の中で一番客演さんにホイホイされる要素が薄いなー予定も詰まってるし、1回でいいかなーって思ってました。

でも、今までとは全然違うし、猩獣、独鬼、憫笑姫のどれかを見て「わかりにくなぁ…」「殺陣はすごいけど、話はこんなもんかぁ…」とか思って避けてる人に見てほしい。今回のはめっちゃわかりやすいし、楽しい。

緊迫感もあるけど、殺陣芝居でこんな楽しいのできたのか…!って感じ。SMITHとボルテックス学園あたりを合わせたような楽しさがあるので、そういう系好きな人にお勧めしたい。

私も予定がつけばもう一度見に行きたい…。DVD出るのはわかってるけど、劇場でワクワクしながら見ておきたい…!!と思うので、予定調整頑張ります。

 

あと終演後に前回、公演前の宣伝PVで流れてたかっこいい曲も、終演後KATSUさんから購入できます。この感想も聞きながら書いてたらめっちゃテンション上がった。

選曲も今までの公演と全然違うし、まだこんなレパートリーあったのか…という気持ちでこれもまたよかった……。

 

来月も楽しみだけど、今月ワンチャンしてーーー!!!