スカーレット・ピンパーネル 11/14
再演という名の、スカピン団総入れ替えしたスカピン観てきました!
どうしても!画像右下のチケットホルダーが欲しかったもので…!!今回もビジュアルは超好きです。
さて、ここから先は前作のスカピンに思い入れが強すぎて、上原さん(ロベスピエール/ウェールズ公)といずみんさん(デュハースト)と、5万人観劇記念のチケットホルダーがなかったら、いくつもりのなかった人がハードルをめちゃくちゃ下げて観に行った感想になります。
こうやって書かないと胃のムカムカから解消されない気がして…笑
とりあえず昨年度の石丸さん主演の初演スカピン推しが書いてるのを前提に頭へ入れておいてください。(大事なことなので以下略)
あと色々書いてますが、初見として観るならば、やっぱり分かりやすくて面白いです。。(最重要)
まずよかった点。
- メイン3人がより厚(熱)みを持ってる
→特に石井さんのショーブランがね!!今度こそマルグリットを落とせるんじゃないかと思ったくらい熱い!!!!ギャグパート(という名の鈍感すぎたり、いい意味で残念なところ)はそのまま継続してくれてよかった!ショーブランの「なにやってんだ(カンッ」とか去年から好き。
石丸さんのパーシーも昨年に引き続き安定してるし、マルグリットを愛している。でも守りたいが為のつっけんどんがちょっときつくなってる。まあその分愛も深まってるんですけども。
マルグリットはおしとやかになったなぁ…。去年のマルグリットはどう頑張ってもショーブランに落ちなさそうやったのに…笑
とりあえずお三方は安定と安心が継続したままでお芝居が更に良かったし、1幕ラストも昨年よりめっちゃ良いです。聞きごたえあるのでそこと2幕冒頭のロべピエの歌はCDにしてください笑
→ここはまあ実際3人目ですけど、1幕だけだとシュガーさん(初演)>上原さん(再演)>平方さん(初演)の順にめんどくさそうなロべピエでした。笑
めんどくさそうというか…ネチネチ言ってきそう。説教も長そうだし、話題をそらして短くしようとしても元に戻されて最初から……っていうような。>シュガーさんロべピエ
上原さんや平方さんはちょっと攻略のコツさえつかめたらなんとかなりそう。(ただし上原さんは半分の確率で失敗もする)(なんの話だ)
そんな三者三様のロべピエは3人とも迫力ありまくりでしたが、2幕の昨年から追加されたロベピエの為の新曲(タイトル忘れた)は、上原さんが一番凄い重みのある歌になってました。革命家芸人(笑)と呼ばれてるだけあって、1789を乗り越えた先のロベピエだなぁって。仲間の屍を踏みつけようとも、立ち続けなければいけないという強い意志を感じたし、次は自分の命がギロチン台に近づいてる時の焦った感じといったら…たまらないですよ!さすが革命家芸人!笑
ウェールズ公に関しては「え、これ上原さんで同一人物ですよね?」って状態でした。違和感しかない笑ってはいけないウェールズ公…笑
本当あれ誰だよ!!!(上原さんです)
- デュハースト(の歌)
→まあこれはね、アカペラとパーシーとのデュエットが安定しててよかったってだけな話です。初演の上口さんデュハーストももちろんよかったですけどね!!
ついでにいうと、いずみんさんデュハーストは静かに熱い男でした。(上口さんデュハーストは熱さが表面に出てるわかりやすい男やったと思ってます)
「侯爵が死んだ」ってセリフのときも、いずみんさんデュハーストは目元が光ってて、つくりこまれたデュハーストに「やっぱり一味違うなー」って思ってみてました。
今回のデュハーストは「パーシー!パーシー!」してない、良くいえばパーシーのことは理解して察して、一歩引いたところから彼を支えてるようなデュハーストでした。 だからあんまり目立ちはしないし、絡んでも…なかった…ような……。とりあえずよく見失う小さs(ry
続いて改悪点。
- スカピン団総入れ替えした上に変装の役も入れ替え
→スカピン団入れ替えは百歩譲って我慢しますよ!でもねぇ!スカピン団の変装もシャッフルって……そこやらないといけなかった??ってめちゃくちゃ思うわけですよ。
オジーだけは同じなのに…ハルがパン屋になってて「パーン!(と言いながらパンで打つ」は引き継いでくれてありがたいんですけども…私の中でハルは花屋さんってイメージが残ってたのでかなり混乱しました。
あとついでにオジーとデュハーストとファーレイ以外の性格も入れ替えしてません?
お調子者というか、ハイテンション能天気なエルトンが飛び抜けた天然系になってたし、ハルが天然ちゃんじゃなくなってたなーって。
再演パンフ見たら衣装再利用してる?って感じだったので、サイズの問題なのかな…。
ついでのついでにいうと、訓練の時の小道具と組み合わせも変わってましたね。身長の問題…??
- パーシー
→お調子者のパーシーなんですけど、おちゃらけ(1幕でショーブランを紹介された時の「上を向いても、下を向いても、シト、ワイ、ヤン」がなしに)がちょっと減り、ショーブランの服装に「ダサい」と毒を吐くようになったのがちょっと残念だなーって。
ショーブランに対して敵対心を持ってるのはわかりやすくなったと思うのですが、去年は言ってなかった気がするし、スカピン団(とタッソー&マリー夫婦)以外にはラストまで本音を出さないおちゃらけた存在でいてほしかった。
まあピンパーネルを探すために、だるまさんがころんだをするパーシーとショーブランが可愛かったので、妥協します…。
なかったといえば、グラパンの「カーッ!ペッ!」って唾を吐くのすらなくなってましたね。あれはまあ…不要と判断されたのかな…。
- イソギンチャク
→イソギンチャク…事前に知っちゃってましたけど、正直「ニーシーキーゴーイーだーろーー!?!?」って某議員のように暴れ出したかったです。
ニシキゴイはフリルとかが鱗にみえるからわかりますけど、イソギンチャクってさぁ〜!!!!(動き以外)どこがだよーーーー!!!!!(激怒)
あとこのシーンの歌はちょっと……遠かったからか…パーシーとデュハースト以外………頑張って…。サンジュスト姉弟の歌の時の弟も……(どちらも私がクラクラする~状態でした)
改悪とは言わないけど、改善でもない変更点
- モブにデュハーストがいない
→これは私の見落としかもしれないですが、兵隊のシーン以外モブデュハーストが見当たらなかったんですよねー。若手に席を譲ったからなのか……。とりあえずみつかりませんでした!!!
あとは肖像画描いてもらう時のパーシーの椅子こんなんだったっけ?とか、細かなとこがちょこちょこ気になりつつも忘れました。笑
とりあえず昨年から思ってるけど、関東勢に「チャウチャウちゃうんや!」っていうマルグリットはウケてるの…?とは思ってます。(まああったからウケてるんでしょうね)
あ、そうだ。演出ではないけど、捕まった鈍臭い部下らの前に行こうとしたショーブランが、階段の一番上でつまづいてたのは観ながら「気をつけてー」ってなってしまった。スカピンの舞台って地味に階段多い上に、上り下り激しいから足腰しんどそう…笑
なんやかんや書きましたけど、スカピン団推しでなければ、前作と同じで気楽にみれました……たぶん。
パーシーとデュハーストより、パーシーとオジーの絡みが増えてた気もするけど、たぶん気のせい…。というか、メイン3人目当てなら気にならないかと。
むしろお目当てが私のようにロベピエなら最安のチケットでいいです。行ってください。
出番はめちゃくちゃ少ないですが、2役のお得感と2幕冒頭の歌がめちゃくちゃいいです。(ちなみに余談ですが、昨年はシュガーデラックスとか平方デラックスとかWロベピエトークショーで呼ばれてました笑)
特に「1789」観てる勢は、ゆんくんロベピから上原ロベピになったアレコレ背景考えたらグッときます。(未観劇勢は来年4/9〜5/12が帝劇、6/2〜25が大阪歌舞伎座、7/3〜30が博多座で「1789」再演するのでよろしくお願いします。)
あと「デスミュ」で石井リューク観た人にも行って欲しいし、「パレード」 や「題名のない音楽会」で石丸さん観てる人も行って欲しい。石井さんはふざけてないし、石丸さんはおふざけキャラと、二人とも正反対のギャップがみれます。
また謎に宣伝ブログと化してきてますが、結局は「スカピン団推しならガッカリきてしんどかった」です。これが言いたかった。
いいとこいっぱいあるし、ワイルドホーンの曲は好きだし、1年ぶりにみたら「私こんなスカピン好きやったんやー」ってくらいグッときたので、作品としては好きです。
でもやっぱり…再演っていうなら…アンサンブルも含めて同じメンバーで見たかったなぁ……。(※ロベピエはトリプルでいいです)