Room2916795

観劇は麻薬。好きなことだけ気の向くままに。

戰御史 (劇団壱劇屋) 11/25

 

 

mpraboksm.hatenadiary.jp

 

これ(↑)の追記です。

腑に落ちる自己解釈ができたので、記録用に書いておきます。

 

 

・建物

→①普通の建物説。

実は表助は一度後助にあの建物で殺されており、それを阻止するためにろうそく男が殺される前にいた建物へループさせている。

②ろうそく男の作り出した幻覚説。

表助の身の危険を感じるとろうそく男が出てくるので、もしかしたら後助が表助を処分しようとしているのをろうそく男がいち早く察知し、後助を抹殺するために、ろうそく男が表助の前に現れるために用意したとかかなぁと。

 

・ろうそく男

→表助の裏人格であり、彼を守る者(?)

でも主人格になりたい願望もありそう。

武器を表助に取らせたのは、「今までこんなことがあったのを覚えているか?これらすべて自分がやったんだぞ」っていうのを教えるため。あと自分(表助)への破壊衝動もありそうだけど。

表助に受け入れられてもらえずに殺されたが、表助の自殺をみて受け入れてもらえたと判断し、2人は1人として共存しだしたんじゃないかと。

 

・無数の武器

→ろうそく男の見せた幻覚。手にすると、元の持ち主の死ぬ前(ろうそく男に殺される前)を体感させてくれる。

終盤のろうそく男が麻酔銃撃たれて武器が入れ替わるところに出てくる表助は、ろうそく男が倒す=死に際の体感させる幻覚に打ち勝つ的な。

ろうそく男が戦利品としてあの建物に置いてた説もでてきたけど、さすがにそれは難しそうなので幻覚かなぁと。

 

・女頭領のあとの殺される表助

→ろうそく男に人格を殺されたっぽい。それでろうそく男に表助の体を乗っ取られる。

殺されてたまるかって足掻いた結果、表助の体の意識はろうそく男に乗っ取られたけど、表助の人格自体はかろうじて表助の体に残っていたので、ろうそく男と同じように表助の体を取り返すためにループさせた。か、実は同じ建物にみせかけて別の建物のときに表助がろうそく男に幻覚を見せて現れた可能性もありそう。

 

・ラスト

→表助の体の取り合い。主人格になるのは俺だ!のやりあい。

表助の体が朽ちるまでそれは終わらないんじゃないかなと。

 

 

まあつまり表助になんらかのタイミングでろうそく男が生まれ、表助自身はそれを知らぬまま、後助その他は知っててそれを利用していた。

でも表助の気が狂いだした(ろうそく男が「もっと斬りたい。表助(の体)を守るためでなく、表助の人格を壊したい」と欲を出して来た)から、後助らは処分を計画。

ろうそく男はそれを察知し、たまたま雨が降るなか見つけた屋敷で、表助には幻覚を、後助には現実で抹殺計画を実行。

表助の体乗っ取りに成功するも、表助に殺されるろうそく男。

表助自身の命の危機にろうそく男を呼ぶが、ろうそく男の真実を知り、ろうそく男を受け入れる決意のために自殺をする表助。

後助とその仲間の抹殺に成功し、生き延びる表助。

でも彼の中にはいつでも彼を狙うろうそく男がおり、表助の体がなくなるその日まで戦い続ける…。

とかいうそんな感じなんじゃないかなと。個人的解釈なので、矛盾点あるかもしれないですが、これなら私は納得しましたとだけ。

 

赤星さんのかっこいい殺陣をみせるために作ったって言ってらしたから、今回はストーリー<<殺陣なんじゃないかと。

だから「なるほど、わからん。」現象が起きてる気もします。

 

とりあえず昨日書き忘れた、ろうそく男の武器を取っ替え引っ替えして戦うシーンがめちゃくちゃ好きです。

冒頭の表助への斬り込みとか、飛び蹴りとか、ぴょんぴょん跳ねてるとことか、みるたびに早くなってる殺陣とか、軽やかに動く舞台へ飛び乗る姿とか、ろうそくやおぼん持ってくる所作とか、不思議そうに表助をみて段々腰が曲がっていく姿とかも好きなんですけども、剣銃無双(と言う名の連射)とか、後助追い詰めていくところがもう好きすぎてですね…ゾクゾクしてたまりません。

どこのシーンやったか、賊義賊の岡っ引きしてた方(すみません名前ど忘れしました)が、ろうそく男に追い詰められてやられるとこもいいですよね。あの追い詰められてる感がめちゃくちゃ怖い。笑

最狂すぎるろうそく男さんは、みるたびにスピードも動きも早くなってるので、別の意味でも怖いです。止まらないのが疲れないコツとか表男さんも言い出して……聞いてたこっちは体力底なしかな!?ってなってましたよ。

しかも二人してハケる前に動きまくって、赤星さんなんか開脚ジャンプしだすし…だからその体力……すごいっすわ…。。

(追記:26日ソワレは24日ソワレぶりくらいの後助を見ずに後ろむいたまま撃つしぐさをしてくださって最&高してました。気配だけで狙って命中させそうなのであそこのシーンも好きです。だからお願いDVD…!笑) 

 

あと今回のお芝居、大熊さんのパントマイムもありきで作られてるから、より複雑にかっこよく気味の悪さも感じるのかなぁと。

 

結局赤星さんのことしかほぼ書けてないけど、なんかもう8割満足したし、親指痛いのでここらで切り上げておきます。