真紅組番外公演teamGUYS 「ハイ・ライフ」 1/30、31
真紅組番外公演teamGUYS「ハイ・ライフ」を観劇してきました。
…1/30 マチソワと、追加で1/31のソワレというまさかの3回…笑
当初は2回の予定だったんですけどねぇ…(´ー∀ー`)←
「『真紅組さん×ベテランの面白い役者さん達4人組』とか、見逃したら絶対後悔する!」
と思うくらいには最初から期待大でして、悩んだ末に2度見ることにした結果、まぁ見事にドストライクで…めちゃめちゃ濃いし、面白いし、(個人的に)演劇激戦週のこの週末にこれを見納めずしてどうするの!?ってなりまして…結局当日券狙いで3度目に行きました…笑
とりあえず短くするつもりが、めっちゃ長くなった公演内容。
ディックのいる保護司の家に現れる保釈中のバグ。
ディックはバグに「いい案を思いついたんだ」とATMから現金強盗をし、人生を変えるために一儲けしようとする計画を提案する。そのメンバーにはディック、バグ、ドニー、そしてディッグがリハビリセンターでみつけた新人のビリー。
最初は乗り気でないバグも、ディッグに丸め込まれ、参加することに。
次にディックのもとにやってきたのはモルヒネ中毒で腎臓が片っぽやられ、もう片方も40%しか機能していないくらい体中がやられているドニー。
しかしドニーは人様のハンドバッグから財布を拝借し、銀行のキャッシュカードからお金を引き出して頂戴し、財布を返却するということを繰り返して生活していた。
ディックは彼の腕を見込み、バグと同じようにドニーにも計画を提案し、ドニーが怖がっているバグから守ってやるといって丸め込む。
最後にやってきたのは一週間前に会ったばかりのビリー。
ビリー曰く、バグをつけてディックの居場所を知ったらしい。
看護婦達を週に10人以上たぶらかし、ドラッグをもらっていたが、煩わしい関係を切るためにディックのもとに現れた。
ディックは彼の美貌に目をつけ、バグやドニーと同じように計画を提案する。
そして、詳細が明かされたのは、彼ら3人が再びディックのもとに現れた翌日の7時。
ディックの計画は、まずドニーがATMから60ドルを引き出し、明細を作る。その後600ドルになるように、5つや6つのキャッシュカードを使ってお金を作る。
次にビリーが銀行の窓口に行き、「ATMの機械が桁を間違えたようだ」と600ドルと60ドルの明細を渡す。
そして銀行へ修理屋が来たらバグとディックが彼らの下へ行き、銃を突き付けて大金を詰め込ませて逃走。
というのものだった。
しかし、バグもドニーもブタ箱(刑務所)に入ったことがないことが気に食わないし、ビリーもバグに突っかかり、喧嘩ばかり売る。
怒って出て行ったバグをディックが説得しに行っている間、ビリーがドニーをたぶらかそうとする。
ドニーはビビッて戻ってきたディックに、計画には参加するといって立ち去る。
そして約束の金曜日。
バグが盗んだ車に3人が乗り、待っているところにドニーが戻ってくる。
60ドルの明細を渡し、600ドルがあることを確認。次にビリーが銀行へと向かい、銀行員の窓口の女性(アモーレ)を口説いて戻ってくる。
あとは修理屋が来るのを待つだけ…となったが、警察が近くに現れたり、ドニーの体調が悪化して膀胱が限界を迎えたり、ビリーがバグにナイフを突きつけたり…ディックが何度彼らをじっとさせようとしても、彼らの暴走は止まらない。
そしてディックがバグの用意した銃をビリーらに突きつけ、ようやく落ち着いたかと思いきや…我慢の限界を迎えたバグによってドニーは気絶。ビリーはばらされてしまった。
罪をドニーに擦り付け、ディックとバグはその場から逃げた。
そして後日譚として、バグとディックのその後、それからドニーのその後が明かされ、ディックがバグに「新しい計画があるんだ!」と再び持ち掛け、バグに話を聞かせようとする…。
上演時間・約100分
あっという間に流れ去っていくくらい大量の台詞を難なくこなし、そのうえで見る回ごとに、仕草のアドリブを変えてぶっこんでくる役者さん達。
仲の良さが現れてるくらい、楽しそうにされてる4人の姿がホントみていてこっちも楽しかったです。
でも全力であんなお芝居を土日2公演するとかほんと…ドMというか…お芝居に対する情熱が熱すぎですよ…笑(※褒めてます)
永督朗さんasディック
ずーっと出ずっぱりで、引っ込んだシーンある?ってくらいほぼ舞台上にいてはるのに、忙しないシーン多いし、まとまらない3人を怒鳴ったり、早口の長ゼリフやら、明らかに多い膨大な量のセリフという更に追い込みをかけるような事ばかりで…ただただ凄いな…って感じでした。
それなのに台詞のとちりとかもあまりなかったんですが…唯一某シーンで胸ポケットに入れたドラッグが出てこないというハプニングが^^;
「ここ(胸ポケット)にあるんだよ!笑」という永さんに突っ込むバグ(木所さん)がちょっと意地悪でめっちゃツボでしたwww
木所亮介さんasバグ
今まで観てきた役や、普段からは想像も出来ない木所さんでしたが、全然違和感はなかったです。
ドニー(久家さん)に対してはすっごくジャイアンで「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」として、ビール、タバコ、椅子…とありとあらゆるモノをすぐドニーから取り上げてドヤ顔。
回を増すごとにドニーから取り上げる回数が増えてたような…笑
ビリー(成瀬さん)をバラしてしまった後の清々しい顔が憎めないなぁ…と思ってました。
あと最後のキスシーン、これも回を増すごとに長くなってたのは気のせいでしょうかね…?
久家順平さんasドニー
バグからあらゆるものを取り上げられては、バグの見てないとこでぷんすこしたり、殴られることを学ばずに何度もバグにちょっかいかけに行ったり…大嫌いといいながら大好きっていうよくあるやつですかwwと思ってました。
楽回は椅子まで早々に取り上げられた為に、いつもと場所違うところで椅子回転→顔出す→背もたれに当たらないように顔を引く、という小さい子みたいな遊びをしていて、いつまでぶち当たらんもんかと思ってたら「ゴン」って音立てて当たってるのを目にしてしまって…吹きました。笑
そのほかにもいろいろやらかしていて、時代の違うミニオン(多分PEZ?)出してくるのあり!?ってなったし、落ち着きがない役とはいえ、一番色々と遊んではった気がします…。
上着置き忘れ事件はきっとお疲れだったんでしょうね…笑
でもラストのディックとバグが下手前方で話しているとき、上手後方にいたドニーが、ずっとドラッグでパントマイムしてたのは演出家の指示がなく、アドリブと聞いて流石だなぁと。
成瀬トモヒロさんasビリー
ぶっちゃけていいますが、初見時は「え?これホントに成瀬さん…?」ってなったくらい、今までの見た目と全然違って、こんなイケメンになれるんや…と一番ビジュアル面で驚きました。 ちゃんとエロさもでてましたしね…。でも後半が見てるとめんどくさい位イラッとしてきた不思議。
ディックの早口のシーンで、バスの上を回転しながら降りるのが結構好きだったんですが、楽回は省かれて少し残念でした。
ドニーの置き忘れた上着もこっそり渡してあげていたり、紳士だなぁと思ってたら、ドニーが余分に出してきたお金を、公演3回目からまさかのカツアゲ(という名の没収)してて笑いました。
2日目ソワレはドニーがポケットに直す方が早かったのに…笑
そういえば衣装もそれぞれの個性を表すように4色だったのが、面白いなぁと思ってましたし、ディックやバグはちゃんと手首に包帯巻いてるところとか細かなとこまでこだわってるなぁと。
舞台セットも照明もかなり好きなタイプだったなぁ…。
長々と色々書きすぎましたが、また真紅組さんのteamGUYSとして、舞台の上に立つ4人の姿がみれることを祈っていますので、是非ともやってください。
あわよくばDVD出してくだs(ry