レディ・ベス(東京・大阪)
『レディ・ベス』千秋楽、おめでとうございました!!!
10月に東京で観てから書こう書こうと書きかけて、結局東京千秋楽が終わっても、大阪公演がはじまっても書ききることはなく、今更ながらですが全公演まとめて感想を書いております。
レディベスは(歴史と違う部分はあるけど)いいぞー!!! 笑
髑髏城の七人 下弦の月 12/16 ソワレ
「髑髏城の七人 下弦の月」観てきました。
上演時間は1幕 1時間30分、2幕 2時間5分(休憩20分)
キャスト発表見た後、身内含めた何人かから「行くんでしょ?」といわれ、行かない発言してたんですが、「これだけ軽率に行くんでしょ?って言われまくってるってことは、いけってことかな!?」と、ダメ元&ノリでチケット申込したらご用意されたので、行くことになりました。
これが初見ーと思ってチケット取った後、ストーリー読んでたら見た気もしてきて、たぶん一緒に見てた親に確認すると、数年前にゲキシネの宣伝かで、いつかの髑髏城の放送してたやつを見てたそうです。でも全く記憶にない私。結局気分は初見でしたが、贋鉄斎が研いで→捨之介が斬る作業を見た記憶があったり、ラストの小判分けるのを見た記憶があったり、断片では覚えてました。笑
そんな髑髏城の七人をどこから感想書くべきなのか…。
とりあえず一番好きなキャラは、兵庫(&部下達)か贋鉄斎ですね。
兵庫と関東〜隊の一味の動きがきれいに決まってて気持ちいいなー!って思ったのと、兵庫と関東達の関係がめっちゃ好きです。
特に好きなのは2幕の無界の里を守ろうとするところですかね。あそこから髑髏城攻め込む前あたりまで泣くの堪えながらみてました。
あと兵庫&いん平VS爪月あたりも好きです。あんな戦い笑うしかない。
極楽太夫を守ったりしてるシーンも好きですし、彼女にそっぽ向かれてもずっと追い続けるのがいいですよね。最後は兵庫の粘り勝ちだし。
あ、そうだ。兵庫のステファニーの発音めちゃくちゃいいのも好きです。
贋鉄斎はキャラ自体が好き。あんなアホっぽくみえるのに、実はできる人みたいな。そういうのすごい好きです。いつまでもしぶとく生き残ってそうですよね。
上弦は見てませんが、「若さの上弦、大人な下弦」なんて言われてる(?)のをみると、下弦は捨之介、蘭兵衛、天魔王の3人とも陰だよなあ…って思いますね。上弦は役者さん的に捨之介だけ陽っぽい。
下弦は3人とも儚さと美しさがあって、これが大人かと。笑
兵庫と霧丸の陽の明るさで均衡を保ってた感じですね。
下弦の天魔王は今回観に行くきっかけになったヒロキスズキ氏。
「月」から追加された冒頭のインパクトがすごくて「これホントに鈴木拡樹氏?」って思うくらい、いつもと全くお芝居が違ってて、完!全!悪!!状態。これが天魔王…。あの天使のような笑みを封印して片方の口角をあげて笑うのすら恐ろしい。
殺陣は前作(煉ステ)がスピード重視だったのもあるけど、今回は比較的ゆったり優雅な、でもやっぱり天魔王無双。こちらもいつもと雰囲気が違うし、なによりマントさばきも含めてすごい。
ちゃんともこと廣瀬さんと絡むお芝居をみるのは初めてでしたが、2.5次元の芝居をメインにしてるイケメン(改めチケットの取りにくい人)達が、こう揃ってると、美しいみてはいけないモノをみてる気持ちになりました。たぶん他の組み合わせでも美しかったんだろうなと思うと、天魔王に口説き落とされる蘭兵衛シーン集とかほしくなる。たぶん言い値で売れるよ。
今回追加された冒頭と、捨之介戦の時の鎧外しのせいか、天魔王の弱さが出てきてて、過去の天魔王達に比べたら人間らしさの残った天魔王だったのかもしれないなーと。信長公の最後の遺言が、一言でも天魔王にあれば、彼の人生が変わってたのかもしれないなと思うところもあるかな。(でも蘭丸の方が長かったらそれはそれでうらんでるかもしれない)
天魔王から続きで蘭兵衛も書きますが、こちらも「あのふわっふわの廣瀬さん!?」っていう印象です。無界屋としての姿も飄々としていて、どこか儚げなのがいいですが、2幕のVS天魔王からの口説かれ以降の変わり具合が恐ろしい。一気に強さ溢れてきた。笑
「ここで裏切ったら光秀と同じになる…!」ってそれだけの理由のために天魔王を守り、果てて逝った蘭兵衛も結局はずっと信長公にとらわれてたんだなぁと。
捨之介は役者としては初見の宮野さん。
鈴木天魔王の相手が宮野捨之介でよかったと思える組み合わせ。殺陣になれてないと思えないくらいの良い刀捌きで、パンフ読んでたらすごく苦労されたんじゃないかなぁと。
さっきも書きましたが、天魔王と蘭兵衛に比べると大分控えめではあるけど、どこか寂しげというか、儚いところがあるんですよね。
自由になれたといいつつも、結局彼自身も逃れきれてないのかなあなんて。
あと忘れちゃいけない霧丸。
自暴自棄を捨之介に更生させられて、逆に自己犠牲になりがちな捨之介を守る姿がかっこよかったし、なにより可愛い。持ち合わせた明るさがよかったなぁ…。
それから極楽太夫も。
いのうえさん演出って結構女性陣も何か抱えてること多い気がする(たまたまそんな作品多いだけ?)し、それでも強く生きようと生にしがみついて生きる姿がもうかっこいいし、蘭兵衛にマシンガン?ぶっぱなすのとかもうね…しんどい。
でも兵庫がずっと隣にいてたのがすごく救いでもあったし、こいつめコノヤロウ!って感じ(どんな感じだ)
予定が合わなかったとはいえ、「花・鳥・風」の髑髏城も観たかったと今更思いますが、下弦だけでもこうしてみることができてよかったのかなと。
そのあとの刀ステとかでもグサグサくるとこあったんですけど。笑
とりあえず劇場がねー、東京遠いです!!!!!(軽率な遠征民が何言ってんだって言われそう)
推しがいてないとなかなか髑髏城行こうかなって思えない金額なのもちょっとあれなんですけど、実際躊躇ってたのは目当てがいてないのと、金額と、あと一番不安視してた360度回転舞台ですね。
結論から言いますと、髑髏城酔い軽くしました。中央あたりだったのに。
過去に登城した人に「髑髏城酔わない?大丈夫?」って聞いて回って、私の周りで酔ってる人はいてなかったんですけど、私はちょっと気分悪くしました笑
というのも、舞台の足の下の動く感覚や、出演者が動き回るのは許せるんですけども、映像がね…過激に揺れてるのと、自分の座席が揺れてるのと同時に動かれるとだめです。
あの…USJのターミネーター2:3Dを想像してもらったらわかりやすいかと。
BTTFやスパイダーマンは余裕なのに、あれだけなんでかだめなんですよねー。
映像が動きすぎてる+観劇用メガネ(度が強い)だったからだとは思うんですけど…利点が仇になるという。
同じように髑髏城酔い起しかけた人がいたら、軽く天井観てください。映像止まるかなーって辺りで下向くようにしたら後半は何とかなりましたのでお試しあれ。
とりあえず記念として1回は登城できてよかったです。
天魔王全集ください………
荒人神 -Arabitokami- (劇団壱劇屋) 11/23-24
劇団壱劇屋さんの五か月連続ノンバーバル殺陣芝居シリーズ「五彩の神楽」最終章 荒人神、観劇してきました。
そして、ついでにはなってしまいますが、五彩の神楽シリーズ、千秋楽おめでとうございました!!!
あえて今回は公演期間中にブログを書ききらなかったのですが、それもまあ…今回ばかりは……初日に行けなかったことを悔やむぐらいには……ねぇ…でもネタバレ配慮してくれた壱劇屋さんと観劇済なお客さん方に感謝ですよ…。
まあなにから書くべきかは悩むところですが、観劇し終えて思ったのは「やられたっ…!」ってことですかね。
「今回、神楽はできるだけ多い数で〜!」ってあれだけ口酸っぱく言われてきた意味を理解しました。
だってさー、もうネタバレ解禁なので書きますけど、4神楽の主人公達がサポートにやってくるってずるいでしょ!?
誰も話がつながってないとは言ってなかったし、勝手に別々の話(世界)だと思いこまされていたけども…。
あと兄と妹、義賊、盲目の少女…って、前半3神楽見てた身としては「見覚えがある!」と思ったのですが、どれもあの時のように助けられなかった(助けなかった?)姿が歯がゆいし、もしかしたら彼女(彼)らにも同じ運命が来ていたのかもしれないと思うとゾッとした。
理不尽な世界はいつも隣り合わせで、綺麗事だけでは生きていけないとはわかっていても、元という一人だけはどうしても守りたくて、靄の誘いに手を出してしまった荒。竹村さん無双が今まで以上に無双で恐ろしかったし、いつも以上に竹村さんの笑顔がつらい!!
でも、終盤の靄や白のように元が手を差し伸べるのではなく、元を荒の隣に立たせようとするのとか、最終的にハッピーエンドにもっていくとことか…もう作・演出家としての竹村さんも、主演の竹村さんも全部最高かよ!?してました。荒人神公演期間中だけは人だかりがすごくてお礼言えずなんですけども、五彩シリーズ全部最高でした!!ありがとうございました!!!
(あと、竹村さんの衣装も4神楽の衣装がちょこちょこ混じってて最高でした。ホント壱劇屋さんは衣装手作りであのクオリティほんとすげーわ…)
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元は理不尽な世界の中でもまっすぐ生きていて、とーるくんらしいなぁって。竹村さんも言ってたけど、とーるくんそのまんま。素材の味をそのまま生かしています、みたいな。
今年一年、ちかはる、光郎(2)、達磨、そして元と着々と少しずつ成長をみせてきてくれていて、はじめてHEPでとーるくんのお芝居をみたフォアコンよりも大人びた、でもまっすぐに生きる姿はまぶしくて、尊いなぁって。この先もいろいろあるとは思うけど、とーるくんらしさを失わず、役者を続けてほしいなぁとひっそり思ってます。(竹村さんに「トルネコの幼少期をイメージしてる」って言われてわかってないのに、なるほどみたいな顔してるとことか、爆弾突っ込んでくるところとかも含めてね)
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白装束こと白はようやく顔見せかーと思ったら、予想以上に強いな!?ってちょっとびっくり。まああの4人をこれまで描いてきた人だから、あらゆる死線をくぐり抜けてきたのだろうとは思いましたけども…具現化できる能力にもびっくりしたし、ありかよ!?ってなりましたね。
あと畠山さん自体はCQ初演ぶり*1くらい?その時もまっすぐ生きてあがく姿に目を奪われてたし、今回もやっぱり折れずに立ち上がってあがき続ける姿がいいなぁって。闘える女の子かっけーなーー。
今回も竹村さんの人選に狂いはなかったし、竹村さんを支える二人がまっすぐに生きすぎてまぶしい。
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姉、紅、盲目、表助、ろうそく男…どれも愛おしく思う主人公達だったのに、こう4人すべて揃うって…ねえ……四彩揃えてた五彩組はしぬよ……(号泣しました)
元の持ってる刀見て(あるいは触れて)、自分を助けてくれた人のことを思い出す4人がしんどい。それぞれの表情だけで泣ける。
こんな風に伏線はられてたとかさぁ〜竹村さんんんんんんって泣きながら最高かよってなりました。笑
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紅が荒を殴るとこはすごくぐっとくるし、あそこめちゃ好きです。あと元を叩く(殴る?)ところも、重力どこいった!?ってなるくらい、あらゆる男性陣にサポートされながら身軽に動き(浮き)回るところも。
前向きに強く生きる紅だからこそ、めちゃくちゃ元気もらうし、賊義賊でしっかり見て以来コロコロ表情が変わる中村るみさんがめちゃくちゃ好きになりました。
あとあれだ、靄の丹羽さんとの殴り合いも笑った。靄は重力なのにそこ素手なんかーーい!!笑
丹羽さんの靄の重力も観てて楽しかったし、靄VS過去神楽の主人公ならここが一番好きかもしれない。
唯一賊義賊だけ2回以上みれてなかったけど、やっぱり紅好きだー!!!
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盲目も不器用なりに元に優しくて、その優しさがまた「うう…」ってしんどかった。
あの紅と盲目が背中合わせのシーンとか最高すぎて泣きそうになったり、守りながら戦うということをやりたくてもできなかった盲目が元を守りながら戦ってて涙腺崩壊不回避でした。
ラストのラストでフミちゃん出てきて「うわあああああ」ってなったし、「お父さんは!?」って気持ちでした。結婚式で泣くか、娘はやらん!ってしてる岳人さんもちょっとみたかったなぁなんて。
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表助とろうそく男は、先月に竹村さんVS大熊さん、竹村さんVS赤星さんを観たかった不完全燃焼勢を見事に黙らせる最強な殺陣。ありがとうございまーす!!
ろうそく男の殺陣を荒がやってのけたときは、「ろうそく男さんは…むず…かしい…ですよねぇ……」とか思ってたら、終盤に出してくれるありがたさ。最高で最強すぎじゃないですか!?
もうめちゃくちゃ楽しそうーーー!!!楽しい!!!(話の内容的にはそんなシーンではないけど、BGMがハイテンションになる)
あと元が手伝おうとしたら、刀の柄で「邪魔!」っていうかのように殴ってたのは笑った。ろうそく男無双VS強すぎる荒ってもう最強で最高でしょ。
ついでにいうと、観るごとにろうそく男VS荒のシーンが早くなってたよね…??あいかわらずベテラン勢の回を増すごとに殺陣が早くなる現象こわい。笑
あとついでになっちゃうんですけども、心踏音のダンスから気になってた植松さんのダンスをガッツリめにみれてよかったなぁって。やっぱり先の先まで綺麗だし、どの振り付けもすごい好みなものばかりで…また別の機会があれば拝見したい……。
*
そして、姉。姉が荒の頭ぽんぽんする仕草とか、世の中が理不尽で、一番自分が弱いことを一番理解している、でも守るためならなんだってやるっていう彼女だからこそ、めちゃくちゃぐっときますね。王族になろうとも、根本的にええ人すぎる。
あと胸元叩いて頑張ろうとする姿とか、優しげな表情とか、西分さんの良さが出まくりで、この人が五彩のトップバッターでよかったなーって。
最後のお祭り感もめちゃくちゃよかった!どこみてても楽しいし、目が足りない。
書ききれてないとこもありますが、まとめてしまえば荒人神も最高でした!!
5ヶ月連続って聞いた時は「頭おかしいの!?」って思ってましたが、毎月毎月泣かされるけども全然違う感じの作品作ってらして…共犯者の方々含めて演劇好きすぎて頭おかしな人達ばかりだなぁって思いましたし、そんな人達を5ヶ月みてきた観客もやっぱり演劇好きすぎて頭おかしいですね!笑
降板や大きな怪我なく全員無事に終えられて本当に良かったです。
5ヶ月(準備期間含めたら半年以上?)間お疲れ様でした!&ありがとうございました!!
*1:アタシたちには明日しかない
今年のオススメベスト40②
今年のオススメベスト40-!!!(ドンドンパフパフー)
なんでもっと削らんかったんやって今更ながら後悔してきてますが、頑張って書きますよーーー!!!
その①はこちら↓
今回の10選はこちら。
*その夢、むこう 再編
*レモンキャンディ(匿名劇壇)
*嘘吐きウダツの冒険譚(羊とドラコ)
*CLUB SEVEN -ZERO-
*I LOVE A PIANO
*パレード
*天の敵
*空中キャバレー
*雪下青花店
主に5月頭から7月末くらいですね。
簡潔にサクサクいきまーーす。
その夢、むこう 再編
劇団「彗星マジック」で作演・主催をされてる勝山さんのユニット。
メトロノウムの音に合わせて展開される物語が心地よくて、ついついほろっときてしまうことが多いんですが、今回も例外ではなく。
初演は存在すら知らなくて、4作目からの参戦なので実は初見。
夢を持った少年少女が夢を語り、大人になり、夢を叶え、失い、足掻き、そして……のような感じです←
ウラなんばの小さいところでやってるので、普通のいつもの劇場感覚で行くと「ホントにここであってる!?」とちょっと行くのは躊躇いがちにはなりますが、損はさせませんので、是非。
(あと彗星マジックさん自体の舞台は来年1/12~14にシアトリカル應典院でやってますので、お時間ある人はどうぞ。関西小劇場のファンタジー系が好きな人は結構好きなタイプだと思うし、個人的に推し劇団ですhttp://suiseimagic.uijin.com/next.html)
レモンキャンディ(匿名劇壇)
関西小劇場で今や人気急上昇中(?)な匿名劇壇の新作。
2013年秋公演からほぼほぼ観てきてますが、個人的には過去作の中で!~2番目に推せます。
それくらい面白かった。
上空1000000000kmから落下する宇宙船の中で7日間を過ごす男女8人の話です。あらすじの設定からもう突っ込みどころ満載ですからね。笑
でも観てもらったらわかるので、出てるDVDみてください。
あとこの劇団も結構推してます。
嘘吐きウダツの冒険譚(羊とドラコ)
関西小劇場週間だったせいか、続く関西小劇場のオススメ3本目。
竜崎だいちさんのユニット。
ウガツを探す少女(ゼンカ)と彼に関わりのあった人達との話。
ファンタジーが好きならきっと好きな人多いだろうなーと。
たしかDVDもあったはずなので、興味がある人がいれば是非。
私の推しキャラはカラスです。
CLUB SEVEN -ZERO-
やるぞー!って発表されてから待ち構えてた作品。
ミュージカル俳優(?)がコントして、歌って、踊って、芝居して、ひたすら体に無茶した後に、あいうえお順メドレーをするという超過酷でハードな作品。
観てる分には超楽しい。でもやってる側の頭はたぶんおかしい。
来年は若手俳優を使った「GEM CLUB」が東京と大阪であるので、興味ある人行ってみてください。いつもと違う姿が見れます。
これも色々書いたので省略。
I LOVE A PIANO
アーヴィング・バーリンの曲詰め合わせのショウ。
女性3人、男性3人だけの超少人数で、「いつから主人公は1人だと錯覚していた?」と演出にしてやられる作品。
というのも、
ブロードウェイを代表するソングライターの名曲で綴るシリーズ
(ブロードウェイ・ショウケース)
だったので、普通のミュージカルとはちょっと違うっていう。
一部界隈では屋良さんの弾き語りが話題になったとかなってないとか。
しんみりはするけども、楽しかったー!ってなる作品だから再演してほしい…。
パレード
自分の職場(鉛筆工場)で働いていた少女殺しの冤罪で有罪判決を受けたレオ・フランク(石丸さん)が、嫁のルシール(堀内さん)と協力し、なんとか無罪判決を勝ち取ろうとする、本当にあった人間ドラマミュージカル。
1幕は3分の2くらいが裁判で、「フランケンシュタイン」や「貴婦人の訪問」を思い出して重い重いってなるんですけど、2幕から闘うルシールのフランクへの愛がもう美しくて……愛おしい。
キャストがよく揃えたな!?ってくらい完璧すぎて、重たい作品ではあるけども、あとからじわじわときてもう一度見たいってなりました。
というか、順位つけるなら上位に入るであろう作品ですし、再演あったら勉強してからもう一度、次は複数回挑みたいと思う作品でした。
あと今年めっちゃ観た最初の盆だった気がする。
天の敵
イキウメの太陽がよかったから行くぞー!と、決意してたら、まさかのとんでもない話だった。
自称122歳の菜食料理研究家が実は…と自分の過去を語っていくんですけど、それがもう明かされていくだけで鈍器で頭殴られたような感覚になってくるっていう。
確かインタビューウィズヴァンパイアから影響を受けたとかで、結構それに近い日本版みたいな。
これも最後凄く愛おしくなってめちゃくちゃ泣けてきますし、なにより冒頭で実際に調理するので、後列まで匂ってきてお腹がめちゃくちゃ空く。笑
これみて食事は大事にしようと思ったし、DVD出てるので、みてくれしたい。
空中キャバレー
「松本市!?え、どういうこと!?」って戸惑いながらも行ったら、「なんでこんな楽しいことここでしかしてないの!?」ってどハマりしました。
一種のお祭りでした。千秋楽の感想は書きっぱなしで止まってますが、my初日の感想があるので省略。
とりあえず次は2年後なので、推しさんが出た人に全力で勧めたい。
雪下青花店
サイトがないのでチラシ画像で。
CoventGaardenClub「雪下青花店」
生花店(雪下生花店)から少し離れたところにある生花店の喫茶室でのお話。
喫茶室の片隅にいてる幽霊(米沢)が、カメラマン竹田によって「なぜ自分がここにいてるのか」そして1冊の絵本(おおきな木)とどう関係があるのかが徐々に謎解かれていき、なぜ生花店とは関係のない喫茶室を、椿の父こと先代がやっていたのか…心地いい音楽を聞きながら明かされていく…というような、建物自体も生かした作品で、これがもう…謎明かされた後がしんどい!!!
でも最後はハッピーエンドだし、実際に花結いされて綺麗になっていく米沢さんみてたら「はーーーー綺麗…」ってなりますし、報われた感じが泣けるし、もうほっこりする…。
こじんまりとした空間で、久々に立花さんや一明さんのお芝居観れてよかったなぁ…。
グランギニョル
はいはい!!繭期の待ってましたな新作!!!グランギニョルですよ!!!
繭期的にこれを外すわけにはいかないんでね!!!
久々にPP冠のついた作品。これもめっちゃ泣いたなぁって記憶。(泣きすぎ疑惑)
推しキャラはフリーダ様とスーです。
繭期じゃない人はTRUMPから順でもなんでもいいから観てくれしたい。
TRUMP(D2・四演)、LILIUM、SPECTER、グランギニョルとシリーズ全てDVD発売中です。笑
ようやく20作品…!!あと半分!!年内に終わる気してないですが、できる限り頑張ります!
刀ステ ジョ伝三ら星語り 12/21
なんとか小田原城以外全部劇場見れている刀ステに、今回も行ってきました!初演ぶり大阪初日!!
今回は黒田官兵衛役に山浦さん、豊臣秀吉役に川下さん、弥助に日南田さんと、過去に確かはてブロで読んだ、「推しが発表される頃にはチケットがない」現象に遭遇しかけて、危うく泣きを見るところでした。一般発売直前でもやっぱりチケット追加はできずでしたが、とりあえず1公演は観れるありがたさをかみしめてきました。
ほんとココの問題(先行チケット発売後に推し出演発表)は2.5次元舞台なんとかしてほしい。不満しかないよ!!!!
閑話休題。
とりあえず本編の感想ですね。(以降がっつりネタバレしてますので、刀ステとTRUMP系未観劇の方注意)
DOG FIGHT 12/9
レディベスの合間に行ってきました。
1幕1時間、2幕2時間10分、休憩20分の2時間半。
ビジュアルが好みだし、何より推し事務所所属の木内さんや、保坂さんやエマちゃんが出演されるとのことで、発売初日に頑張ってチケットを取りました。
クリエだと結構チケットあったっぽいのに、大阪公演は(私の希望日時が1択だったため?)取ることすら一苦労で、劇場のチケットセンターで唯一取れたチケットが、バルコニー席。
でも観れないよりはましだと思って妥協しました。まあ同じ値段なのはちょっとなぁと思いましたけど、1階バルコニーだったのでまだいいかなと。
やっぱりFC枠でないと、ジャニーズが複数人出てる舞台のチケットって難しいんですね…。
客層もちょっと違った気が……。
あらすじ
ベトナム戦争出征前夜のアメリカ、サンフランシスコーー。
エディ・バードレイスとポーランド、バーンスタインの3人は訓練期間を終えた新米兵士で、各々のイニシャルをもじって”3匹の蜂(スリービーンズ)”と称するほどの親友だ。彼らは母国での最後の夜を楽しむべく町で大騒ぎを始め【ドッグファイト】に参加する。それは海兵隊で代々引き継がれてきた、一番イケてない女の子をパーティに連れてきた者が賞金を得る、という最低なゲームだ。誘いを断られ続けたエディは街のとある食堂に行きつき、ウェイトレスのローズと出会う。なんとか彼女をパーティへと連れ出すことに成功し安堵するエディとは裏腹に、彼の本当の目的を知らないローズは生まれて初めてのデートにただ高揚していた。ローズの純朴さ、優しさに触れたエディは次第に彼女をパーティーに誘ったことに心苦しさを感じ始めるが、時は既に遅く、パーティの音楽が鳴り始める…。
【ドッグファイト】ーーーそれは兵士への一歩を踏み出す彼らに愛情を捨てさせるための仕組まれた残酷な通過儀礼であった。
フライヤーより。
「沖縄経由してベトナムへいく」とエディが言ってたので、もしかして…と思って演出家の山田先生のブログ*1をみると、1963年(2幕ラスト1967年)*2となっていて、案の定1970年代末期のベトナム戦争を取り扱ってる『ミス・サイゴン』のほんの少し前なんですよね。
だからなんとなーく浮かれる新米兵士たちのその後を考えていたら、まあ見事にサイゴンとダブるように的中してしまってしんどかったですし、生き残ったエディに対しての現実も残酷でした。
「あなたのことを待つの諦めたからもういいのよ」って言いつつも、エディからもらったバラの花を大事にドライフラワーにして保管してるローズ(の心)だけは変わらずでよかったなと。
ローズに子供や旦那がいるんじゃ!?と深く考えすぎましたが、実際違って安堵しました。
以前どこかでがっつりダンスしまくってる作品と聞いてたので、期待してたのですが、確かに普通のミュージカルとしてはメインがあれだけ踊るのはないですねー。アンサンブルだとありそうですけど…ちょっとものたり…(ゴニョゴニョ)
あと1晩+αなのに、めちゃくちゃ着替えが多い。歌いながら生着替えのシーンもありました。当たり前なんだけど、歌いながら綺麗に着替え終わったらちょっと感動してしまう。
歌は保坂さんとエマちゃんの1幕のデュエット「ドッグファイト」がですね…もの凄い迫力でいいわけですよ!!!
半分みえてなかったですけど、二人の歌の圧がすごくてそんなこと気にならないレベルでした!
あとエマちゃんと屋良さんの「FIRST DAY/LAST NIGHT」もめちゃくちゃ好きですし、3ビーンズら新人兵士らの旅立ちのときの歌とか、エマちゃんソロとか1回聞いただけでも耳に残りまくりで…結局このブログをかいているというわけです。
歌良し、ダンス良し、でも内容は……と思いましたけど、実際に体験することのなかった歴史の一部を、ただの模倣としてでも、こういう過去があったから今こうして(一応)平和であるということを改めて実感するには十分じゃないかなと。
そりゃあドッグファイト自体はひどいですけど、ああして女性を捨てていくことによって、悔いを残さず逝けるように代々受け継がれていたのかなぁと。時にはエディみたいに一夜の恋としてしまった新人兵士もいてるだろうし、同じように生きてやると足掻いていても、残念ながら無事に帰国できなった人達も大勢いてるでしょう。
だからポーランドのドッグファイトの人選は間違ってなかったし、もしかしたら賢い彼は理解していたのかもしれないですね。
2幕後半はとても重要で重苦しいですが、1幕は比較的キュンキュンさせられる(兎に角ローズが可愛い)ことが多いので、機会があれば1回観てくれしたい作品ですね。
東京と愛知はまだ公演があるので是非←
矢田さんの下ネタ大連発なキャラも可愛いですし、中垣内さんのいてるだけでカッコよくてずる賢いキャラや、木内さんのいつもよりダンスも出番も多くてカッコいいお姿が見れますし、女性陣の安定感もめちゃくちゃいいです。
実は初見と思ってた矢田さんを、同じく屋良さん主演のザ・サーカス!で見てたんですが、同一人物!?ってびっくりするくらいキャラ違います。
どちらにしろ愛くるしさと鬱陶しさはありましたが、愛されキャラですね!笑
あとたぶんひのあらたさんがマルチマン状態になっていたかもしれません。なにせ人数把握してなかったもので…←
とりあえずDVD化は無理でも、CDください!!!!あとこれ再再演もしましょ!
じわじわくるあたり、スルメ作品かもですし、面白かった、カッコよかった以外の感想をぐるぐるさせてる人はたぶん結構いてるかと。
*1:『ドッグファイト』: SHOW GOES ON !!ドッグファイトの記事一覧。そのほかにも関わってる作品の近状を書いてくださるので、初日開演前に読んで、観劇後に読み返すとなるほどなってできる
そうだ、セトリを書こう。
秋の間にちまちま行ってたあっきーさんのコンサートを、いい加減記録しとこうというただの備忘録です。
セトリは合ってたらいいなという願望。
~Seasons of love~
@新歌舞伎座(大阪) 9/24
アンコール含め2時間半
かごめかごめ(篠笛)
チャイナガール
お月様の瓶詰め(朗読)→I Have Nothing
ギターとキノミ(朗読)→I say good-bye
涙ととびたい(朗読)→見上げてごらん
青空を塗る男(朗読)→BLUE DRAEM
僕こそ音楽
人のツバサ
On Broadway
Walking In The Rain
Can't Take My Eyes off you
Who Loves You
<MC>
Fly
TO BE IS TO DO
止まらない一秒
MC
Miracl of love
(アンコール)
My Way
I WIll Get Your Kiss
初参戦。
衣装は上手側が黒ジャケットで下手側が青い複雑な模様のジャケット、下は巻きスカートで膝下黒ロングブーツ。キュロットかなーと思ってたけど、足開いて座ってらした時に右内側の太腿あたりにズボンが見当たらなくて…スカート!?って思ってた。
まあ詳細は中日劇場のおけぴとスパイスのレポがあるので感謝してURL先にて。
『中川晃教コンサート2017~Seasons of love~』名古屋で開幕!これは感じるコンサート♪ 感激観劇レポ|おけぴネット
I Sing~time to come~
@新国立劇場 中劇場(東京) 11/4
15分開演押しでアンコール含め2時間半
SELA
FLY
MY EYES ADORED YOU
愛はまぼろし
CAN'T TAKE MYEYES OFF YOU
カンランセキ
I have nothing
TO BE IS TO DO
Save Our Souls
チャイナガール
音楽の消えることのないダンスフロア
そして僕は魚になる
ブルースカイ
Miracle of love
(アンコール)
止まらない一秒
別れるときに思うこと
MCはちょいちょい挟んでた気がするけど、あんまり記憶がないので省略。
舞台の一番奥から神々しく登場。
新曲は相対性理論とSave Our Soulsだったはず。
個人的には相対性理論めっちゃ好きなタイプだったので、又聞ける機会ください。
あと前回物販なかったからない物だと思ってたら、パンフとクリアファイルとTシャツ(あっきーさん自らデザインとのこと)とコースターとサイン付き限定セットなるものがあってちょっと驚いた。
とりあえずパンフとTシャツと同じデザイン?のクリアファイル買いました。
シンフォニックコンサート
@豊中市立文化芸術センター 大ホール
休憩込みで2時間10分程度
VISION(Inst)
月光〜カンランセキ
No.5
終わりのない愛
ナユタ
ボヘミアン・ラプソディ
(休憩)
旅人「花のワルツ」より
I WILL GE T YOUR KISS
偉大なる生命創造の歴史が始まる
お前は怪物だ
スーパースター
Can't
VISION
(アンコール)
It's magical
止まらない一秒
今回もパンフ販売あり(座席特典でもあり)
普段よりも緊張してらっしゃるのかなーと思ったけど、まあ途中からいつも通りのあっきーさんになってた上に、偉大なる~とお前は怪物だのフランケンシュタインの2曲がさらにパワーアップしていて…再演はよって気持ちです。
オケつきできくと今までのコンサートとはまた違ってて、壮大でよかったなぁ…。